スパムメールとは

スパムメールと呼ばれる迷惑メールは、電子コミュニケーションにおける大きな問題のひとつです。電子メール通信全体の最大50%をスパムが占めていると言われています。


スパムとは、要求されていない通信を大量に送信することです。スパムの最も一般的な形態は、多数のアドレスに送信される商用電子メールですが、インスタントメッセージ、SMS、ソーシャルメディア、ボイスメールなどで送信されることもあります。スパムを送信することは、ほとんどの地域で違法とされています。

スパムメールの歴史

最初のスパムメールは1978年に確認されました。インターネットの前身であるARPANET(Advanced Research Projects Agency Network)に接続していた約400人(全体の15%)のユーザーの受信箱にスパムメールが届きました。これは、企業の製品紹介を宣伝するものでしたが、突然見知らぬ送り主からメッセージが送られたため、多くの否定的な意見が寄せられました。

スパムメールの見分け方

迷惑メールとして送られるアドレスや文章は、年々見分けが付きにくくなっています。

そのため、普段利用しているサービスから送られたメールであっても、注意深く確認する必要があります。

スパムメールを見分けるポイントは以下の3つです。

(1)普段届かないアドレスの送り主からのメールは疑う

(2)実在するサービス名であっても送り主のメールアドレスや表記されるURLが正規のものか確認する。

(3)メッセージの内容が正しく表記されているか、金銭や情報が要求されていないかをチェックする

メッセージに添付ファイルがあったとしても、開く前にこれらのポイントを確認することでスパムメールによる被害を未然に防ぐことができます。

迷惑メールから身を守るには?

公共のウェブサイトやサービスに自分の電子メールを掲載することは絶対に避けましょう。もし、掲載を求められた場合は安全かどうかを確認しましょう。また、使い捨てのメールアドレスを使用することも考えましょう。

スパムメールの種類

広告宣伝メール

スパムの中で最も流通しているのが、広告宣伝メールです。サービスや商品を販売するものから、出会い系・アダルト系サイトへの登録を誘導するものなどが多く、中には知人を装い悪意あるサイトへアクセスさせようとするものもあります。

架空請求メール

架空請求メールは、利用していないサイトから利用料を請求するメールを指します。中には、「支払いを行わなかった場合に裁判を起こす」といった高圧的な内容のものもあり、騙されてしまう方が多いメールです。

詐欺・なりすましメール

架空請求メールと似ていますが、企業を装って偽装したホームページへ誘導し、ログインID、パスワードやクレジットカード情報などを入力させ、個人情報を抜き取るメールを指します。
盗んだ情報を元に、オンラインアカウントやクレジットカードの不正利用を行うため、被害が起きてから気付く人が多いのも特徴です。

ウイルスメール

通常のメールを装ってウイルスなどを添付するメールを指します。中にはメッセージに記載されているURLに遷移させることでスマートフォンなどのデバイスをウイルスに感染させるものもあります。ウイルスメールの被害に遭わないためには、メッセージの送り主やURLをよく確認する必要があります。

お金儲けを誘うメール

短時間で高収入を謳ったビジネスや副業を勧誘するメールのことを指します。これらに返信すると、「紹介を受けるには紹介料が必要です」などの文言で金銭を要求され、最終的には詐欺被害に誘導されます。メールアドレスやアカウントを盗用された知人になりすますケースもあるため見分けがつきにくいのが特徴です。

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