機能の詳細
ランサムウェアとゼロデイ脅威の検出
過去に検出されたことのない新しいタイプの脅威を検出します。ESETは、ファイルが提出されると、3つの異なる機械学習モデルを使用します。まず、サンドボックスで検体を実行し、ユーザーの行動をシミュレートしながら、マルウェアがどのような検出回避技術を使用するのかを特定します。次に、深層学習ニューラルネットワークを用いて、検出された挙動と過去の挙動データを比較します。最後に、ESETの最新バージョンのスキャンエンジンによって、すべての要素を詳細に調査し、異常がないかどうかを分析します。
詳細なレポート
管理者はESET PROTECTコンソールでESET Dynamic Threat Defenseのデータのレポートを作成できます。定義済みのレポートを使用することも、カスタムレポートを作成することもできます。
完全な可視化で高い透明性
すべての検体が分析され、その状況をESET PROTECTコンソールで確認できます。これらのすべての情報は、ESET LiveGrid®に提供されます。
自動保護
エンドポイントやサーバー製品は、検体が良性か、悪意のあるマルウェアか、判別不能かを自動的に判断します。検体が不明と判断される場合、ESET Dynamic Threat Defenseに送られて分析されます。分析が終了後、その結果が共有され、エンドポイント製品は結果に応じて対応します。
Mail Securityの保護機能
ESET Dynamic Threat Defenseは、不審なファイルを分析するだけではありません。ESET Mail Securityと直接連携し、悪意のあるメールが組織に配信されないようにします。
モビリティ
最近では、従業員がオフィス以外で仕事をすることも多くなっています。クラウドサンドボックスは、ユーザーがどこにいてもファイルを分析します。
プロアクティブな保護機能
疑わしいと判断された検体は、ESET Dynamic Threat Defenseの分析中は、その実行がブロックされます。この仕組みにより、潜在的な脅威がシステムに深刻な被害を与えるのを防ぐことができます。
詳細なカスタマイズ
ESET Dynamic Threat Defenseでは、コンピュータ毎に詳細なポリシーを設定できるため、管理者は何を送信し、受け取った結果に基づいてどのような処理を実行するかを制御できます。
マニュアルでの提出
ユーザーや管理者は、いつでもESETと互換性のある製品を介して検体を提出して分析を行い、詳細な結果を取得できます。管理者は、誰が何を送信し、その分析結果をESET PROTECTコンソールで直接確認できます。
高度な多層分析の仕組み
ESET LiveGuard Advancedは、提出されたすべての疑わしいサンプルを隔離されたESET本社のクラウドテスト環境で実行します。脅威インテリジェンスフィード、静的・動的解析用の複数の内部ツール、レピュテーションデータを用いて動作を評価し、ゼロデイ脅威を検出するクラウド型脅威防御ソリューションです。サンプルの解析には4つのレイヤーを使用しますが、これらのレイヤーに到達前に脅威が判断される場合、これらのすべてを使用する必要はありません。
システム要件
正常に機能するための前提条件
- ESET 管理コンソールと同期している ESET ビジネスアカウントまたは ESET MSP 管理者アカウント
- サポートされているESET管理コンソール
- 互換性のあるESETセキュリティ製品のバージョン7.x以降がインストールされていること
- ESET LiveGuard Advancedの有効なライセンス
- ESET LiveGuard Advancedのライセンスで有効化されたセキュリティ製品
- 対応するセキュリティ製品のポリシーでESET LiveGuard Advancedが有効になっていること
- 開放されたポートに関するネットワーク要件は、ESET LiveGrid®と同じです。
- ESET LiveGuard Advancedのオンラインサーバーへのアクセス
ESETクラウドオフィスセキュリティ利用者の要件
- ESETエンドポイントアンチウイルス(Windows版)
- ESETエンドポイントセキュリティ(Windows版)
- ESET Mail Security for Microsoft Exchange
- ESET ファイルセキュリティ(Windows Server用)
- ESET サーバーセキュリティ(Windows Server用)
- ESET Endpoint Antivirus for Linux
- ESETサーバセキュリティ(Linux版)
- ESETクラウドオフィスセキュリティ