日本を標的にした攻撃が急増
サイバー犯罪者は「ニューノーマル」時代に適応し攻撃を展開
サイバーセキュリティ業界のグローバルリーダーであるESETは、2020年第2四半期「サイバーセキュリティ脅威レポート」を公開しました。この度のレポートは、新型コロナウイルスの流行が始まってから半年が経過し、世界が「ニューノーマル(新しい日常)」を受け入れる過程におけるサイバー脅威の動向をまとめています。
「新型コロナウイルスに便乗したWeb攻撃や電子メール攻撃が引き続き発生していることが、ESETのテレメトリから確認できます。さらに、リモートデスクトッププロトコル(RDP)を標的とする攻撃は第2四半期も増加しており、RDP接続を確立しようとする執拗な試みは、年初から倍以上に増えています。」とESETのチーフリサーチオフィサー Roman Kováčはコメントしています。
さらに、第2四半期は、日本のユーザーを標的にした攻撃が急増しました。メール本文に絵文字がひとつと、「この写真見て!」や「あなたの写真が出ています」といったユーザーの気を引くようなメール件名のマルウェアが仕込まれたスパムメールが拡散していました。
本レポートでは、新型コロナウイルス追跡アプリを装い、カナダのAndroidユーザーを標的にしたランサムウェア攻撃や、航空宇宙、軍事企業などを狙った標的型攻撃Operation In(ter)caption:イン(ター)セプション作戦、ベールに包まれていたInvisiMoleグループの手口など、ESETの研究者によって明らかになった重要な調査および研究結果をまとめています。また、本レポートから「脅威レポート独占情報」も新たに追加されました。
2020年第2四半期「サイバーセキュリティ脅威レポート」の全文はこちらをご確認ください。イーセットジャパンは、セキュリティブログやツイッターでも最新情報を随時公開しています。
ESETについて
ESETは30年間にわたり世界中の個人および法人に向けて、業界をリードする革新的なITセキュリティソフトとサービスを開発してきました。エンドポイントやモバイルセキュリティ、暗号化、二要素認証など、高性能でありながら使いやすいさまざまなソリューションを提供しています。消費者や企業がこれらのテクノロジーを最大限に活用し、安全を確保できるよう取り組んでいます。ESETは、24時間365日、ユーザーに製品を意識させることなく、保護および監視を行い、リアルタイムでセキュリティを更新し、安全かつ、円滑に業務を遂行できるようにします。脅威が進化する中で、ITセキュリティ企業も進化する必要があります。世界中にR&D研究開発拠点を有するESETは、100 Virus Bulletin(VB100)アワードを獲得した最初のITセキュリティ企業で、2003年以降、実環境で使用されたあらゆるマルウェアを特定しています。詳細情報については、www.eset.com/jp をご覧ください。
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